全てのご検討事項において「万能」は有りません‼
掲載日:2017.08.02
マイホームのご購入は言うまでもなく、「一生一大の人生の中で一番高額な買い物です」 手をかけた人=建築会社が、最後まで責任を持ってお付き合いさせてただくのが何よりです。しかしながら、「現実はお引渡しをしたら最後っ」というお話をよくお聞き致します。私自身も同業者として、そのようなお話を耳にするととても悲しい気持ちになります。 住宅はお引渡しをしてまでが一区切りで、それ以降から始まるお付き合いが本当の意味での「住まいづくり=ご施主様との幸せづくりの始まり」と考えております。 住宅ご新築時のご検討事項は「星の数ほどあるご検討事項をお引渡しまでの短期間に集中してご判断いただくことになります。」そしてその際に下したご判断が本当にご自分達ご家族様におかれまして正しいご判断だったかどうかは、ご入居後に初めて、身を以って解ることになります。、 不特定多数の賃借人様が出入りする賃貸マンションやアパートが点在しているエリアは、確かに利便性が高く、インフラ整備が整った土地は、資産的な側面からもプラスですが、子育て環境にとってはマイナス傾向にはたらくケースもあります。また、よくお客様から頂くリクエストの中で、「小学校が近いほど良い」というお話をいただきますが、皆様、毎年、年を取りますので、ご高齢者の皆様の一部の方々におかれましては、お子様の声が感高く、うるさくお感じになられてお嫌やだとお感じになられる場合や、また、グランド面に接している土地にご新築される場合、確かに、当面はそのグランドには、ご新築建物が建たずに見晴し、眺望は良いが、お洗濯ものを干した時に、強風時に砂ぼこりが気になり、お嫌だったりするお客様もいます。年を重ねれば、重ねるほどに、ご自身の住まわれ方も、もちろん変化してゆき、最終的には介護時の住まわれ方法迄も考える必要があるかと思います。 住宅ご新築時の全てのご検討事項においては、もちろん万能は無く、ご検討事項のプラス面より、むしろ、マイナス面については、残念ながら、お引渡し後の、住んでしか解らない、気づかないことが、多いものかと思います。 しかし、悲しいことに、住宅のご新築を決意されて、お施主様が住宅ローンの借入時に、ご自身に、団体信用保険をかけて命がけで住宅造りをしようと、必死になって、インターネット等の広告媒体を通じて情報収集をされて、お休みのゴールデンタイムの貴重なお時間をさいて、ご家族皆様で、住宅見学に足を運ばれますが、ご説明を受けることの大半は、「当社の良いところは~」っと、マイナス面よりも、プラス面のご説明をお受けになられること(他社様との商品の差別化=売り込み)が、お打合せ全体内容中の割合で、大変多いとお見受け致しております。 私は、プラス面より、むしろ、ご入居後にお気づきになられる、マイナス面を、先に、正直にお伝えした上で、それを解消するための方法を、より具体的にご説明した上で、お施主様にご相談して、ご判断をいただくべきと考えております。それが、住宅造りをお支えさせていただく立場として、「お施主様に対して、良い事も悪いことも全て理解した上で、手を携えて、一生のお付き合いをさせていただける、責任を持ち、覚悟を決めた、より良き姿勢」かと考えております。 ご関心がお有りになられる方やご興味がお有りになられる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お気軽に、お問い合わせください。 ご活用いただけますれば幸いです。